体重は利尿剤で減っていく?

体重は利尿剤で減っていく?

利尿剤は水分を体外に排出させようとする薬なので、服用によって体重が減ることがあります。体がむくんでいる人なら、余分な水分が体から抜けて、過剰な水分で張っていた部分が元に戻ります。

人間は成人だと、体の6割程度が水分で構成されていますから、水分が排出されて体重が減るのは自然なことです。

また、赤ちゃんは大人以上に水分の割合が多く、7割から8割位が占めています。利尿剤によって急激に減る、あるいは変化するようなことがあれば、体にとって良くない状態だといえるでしょう。

水分量の減少は、血液の粘りを強めますし、血流の悪化が起こると体の機能に支障が生じます。服用方法や効き目の現れ方次第では、短期間の内にキロ単位で体重が減ることも珍しくありません。

この状態はつまり、全身の血流がドロドロになっている恐れがあるので、血管に不安を抱えている人や高齢者などは特に危険です。

実際にそうなっているとしたら、それだけ水分を失っていることを意味しますから、利尿剤が効き過ぎと感じた場合は、服用量などを見直す必要があります。

医師の診断の下であれば、勝手な服用量の変更や中断はしないで、まずは判断を仰ぐことが先決です。

利尿剤で痩せられる、これはある意味で間違いではありませんが、体から水分を奪っているだけなので、あまり良くない認識だと考えられます。

服用で体重が減っても大丈夫なケースがあるとしたら、それはむくみで水分の割合が増加している時です。むくみもまた、体に良くない状態の一つですから、この状態を改善するのは必要なことです。

しかし、過剰な水分の排出は逆に水分不足を招きかねないので、利尿剤の服用時は量と期間を正しく判断することが求められます。もし、水分不足を感じることがあるなら、体の中では薬が効き過ぎている可能性があります。

急な体重の減少も、水分量の変化の判断に役立つ目安なので、数値がキロ単位で減るようなら気を付けましょう。1日数百グラム程度の変化であれば、極端な効果の現れ方とはいえませんし、体に掛る負担も最小限で済むはずです。

所が、1日で数キロの減少は、体にとって明らかに極端な変化に違いありませんから、このような状態では服用を見直すことが必要です。

適量の服用と、想定される範囲内の体の変化は、薬の服用目的と相まって安全性があります。問題なのは、素人判断で服用を決めたり、ダイエット目的で過剰に摂取を続けてしまうことです。

体の水分量の変化は、時に健康を脅かす原因となりますから、安全を考慮して服用を決めたり継続することが大切です。